「クラミジア」とはクラミジアトラコーマティスと呼ばれる細菌の一種です。性病の原因菌のひとつとして有名ですね。今回は性交渉によるクラミジア感染についてお話していこうと思います。クラミジアは20代女性で16人に1人という高い確率ですが、恐ろしいことに10代での感染率は10人に1人という割合になっています。
これは性交渉開始の若年化、コンドームを使用しないことなどが考えられます。また、自覚症状が出にくいのも怖い点です。男性の症状は尿道からの膿が出ます。膿とは言っても透明ですし、「なんだかちょっと痛いな」と感じてもそのままになりがちです。
女性の症状としてはおりものが増えるくらいなのでこちらも気づきにくいです。あなたは自分がクラミジアに感染してないと胸を張って言えますか?クラミジアに感染して、気づかないまま放っておくと性器に感染したクラミジアが体の深部にまで感染し、男性は前立腺炎、副睾丸炎に、女性は卵管炎、子宮内膜炎、子宮外妊娠、不妊となってしまいます。
そして特に女性は知っておくべきことですが、流産・早産の原因にもなり、無事に出産までこぎつけても産道感染し、新生児が失明や肺炎を起こしてしまうことがあります。さらに怖いことに、クラミジア感染者との性交渉により感染する確率は50%という高確率です。
後編はクラミジア感染の対策、検査などについてです。前編ではクラミジアの感染力の強さ、感染時の自覚症状の無さ、感染が進行すると共に発症にする怖い病気などを紹介させていただきました。前編で10代の感染について、コンドームを使用せず感染することも、と書きました。
しかし、性交渉時にコンドームを使用すれば予防できるのかというと、違います。オーラルセックスでも感染します。女性の口にクラミジアが感染していれば、もちろん男性の性器に、口同士でも感染する可能性は十分にあります。禁欲が最も確実な対策ですが、非現実的ですね。
現実的な手を考えるならば、不特定多数の相手を持たない、コンドームを使用するということくらいでしょうか。前述したように、100%防げるというものではありません。口~喉にクラミジアが感染した時の症状としてはちょっと痰が増えて喉が痛くなるくらいなので、気にも止めない人が居ても不思議ではありません。
性病検査ですが、病院に行くのが一番手っ取り早いです。性病科というのがあるので男女ともそちらを受診しましょう。なければ男性は泌尿器科、女性は産婦人科です。しかし、病院で誰かに見られたら…という不安をお持ちでしたら、最近では自宅でできる性病検査キットがあるのでそれを入手しましょう。
クラミジアは自分の身体とパートナーの身体、果てに二人の子どもにまで外を及ぼす恐ろしい病気です。自分の性交渉に責任感を持てる大人になっていきましょう。(渋谷の高級デリヘルは性病検査が定期的に行われているようですので心配が少ないようです)